紫外線といえば「夏に降り注いでいるもの」「シミや日焼けの原因になるもの」というイメージを持つ方が多いでしょう。しかし実は、紫外線は冬にもしっかりと降り注いでおり、シミだけでなく肌のたるみを引き起こすことがあります。
「冬だから紫外線対策をしなくても大丈夫」と油断をしていると、紫外線ダメージが肌に蓄積されて、たるみが生じてしまうことも……。
いつまでもハリのある肌を守るためにも、冬に降る紫外線について学び、対策方法もチェックしておきましょう。
目次
冬のUVAに要注意! 紫外線量ってどのくらいなの?
1年の中で最も紫外線量が多くなるのは春から夏のシーズンですが、冬にもしっかりと降り注いでいます。
とくに、肌の奥深くにまで到達すると言われているUVAという紫外線は、年間を通して紫外線量の変動が少ないのが特徴です。ピークは5月ですが、一番少ない12月でも5月の半分程度は降り注いでいるのです。
そんなUVAは肌の奥深くに到達し、肌のハリや弾力などを守るコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの成分を破壊するという働きを持っています。UVAを浴びることで肌のハリや弾力が低下して、たるみが生じてしまうのです。
冬のたるみを防ぐための方法とは?
シーンにあった日焼け止めで紫外線対策をする
冬の紫外線ダメージを防ぐためには日焼け止めの使用が欠かせませんが、SPFやPA値をきちんとチェックして、シーンに合ったアイテムを取り入れることが大切です。
夏のレジャーシーンに使用するような、高SPF・PA値の日焼け止めを毎日のように使用していると、かえって肌に負担をかけてしまうことがあります。
軽いお出かけ程度の日常シーンではSPF15・PA+程度の日焼け止めを使用し、ウィンタースポーツなどをするときにはSPF30~・PA++~のものを使用するのがおすすめです。
家の中でも紫外線対策を忘れない
「家の中にいるから紫外線の影響はない」と油断をするのはNG。
肌のハリや弾力を低下させるUVAは、窓ガラスを通して肌に紫外線ダメージを与えます。
窓辺で過ごしたり洗濯物を干したりするときには、日焼け止めやUVカットのカーテンなどを取り入れて、家の中でも紫外線対策を行いましょう。
・保湿ケアを徹底して肌のバリア機能をアップ
冬は乾燥が気になる季節です。保湿ケアをおろそかにしていると、肌がどんどんと乾燥して肌のバリア機能が低下してしまいます。
バリア機能が低下した肌は、通常の状態よりも紫外線によるダメージを受けやすいという特徴が。紫外線ダメージから肌を守るためにも、朝晩の保湿ケアを丁寧に行ってうるおいのある肌をキープしていきましょう。
ハリのあるイキイキとした肌を保つためには、年間を通して紫外線対策や保湿ケアを徹底することが大切です。
しかし、いくらセルフケアを行っていても、加齢や生活習慣の乱れなどによって肌のたるみは起こってしまうもの。一度肌がたるんでしまうと、セルフケアでの改善は難しいという特徴があります。
そこでおすすめなのが、美容のプロに頼るという方法。美容クリニックで施術を受けることで、気になる肌のたるみの改善が期待できます。ぜひ一度カウンセリングに足を運んで、肌のお悩みをご相談ください。
たるみ解消の関連施術
気になるお悩み、まずはお気軽にご相談ください。
このページの監修・執筆医師
医療法人 二昌会 理事長
クリニックビザリア総院長小林昌義
<理事長略歴>
- 1989年
- 名古屋市立大学医学部卒業
- 1997年
- 名古屋市立大学医学部大学院卒業
医学博士
名古屋市立大学病院勤務 - 1998年
- 小林整形外科開院
- 2006年
- 医療法人 二昌会 理事長
- 2006年10月
- クリニック ビザリア開院
- 2015年9月
- クリニックビザリア銀座 開院
- 2018年3月
- クリニックビザリア大阪 開院